愛命園育成会だより 第99号

育成会副会長 大成 敏正
 愛命園育成会会員の皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。4年目を迎えたコロナ禍もようやく沈静化してきました。減ったとはいえまだまだ感染者の報道があります。引き続き感染予防にはお互い気を付けていきましょう。
 さて、愛命園では懸案の避難棟「さくらホール」が運動場南側にほぼ完成し、内装工事を残すのみとなっています。4月3日着任式の日、連合会会長と共に、避難棟の2階と屋上を見せていただきました。南側には水内川の状況がしっかりと見え、これで利用者の命は守れるという安堵感が沸くとともに、この立派な施設の普段使いと、しっかりとした避難訓練の必要性を強く感じたことでした。まだ、備品は全く搬入されていませんので具体的なイメージは沸いてきませんでしたが、園長はじめ職員のみなさんでしっかり協議されて利用者のプライバシーが可能な限り守られる避難環境を作ってもらえればと思います。また、避難棟「さくらホール」の完成は、対外的にも「福祉避難所」(通常の避難所が使いづらい障害者や高齢者などが使う施設)としての「愛命園」の価値が上がるわけですので「利用基準」といったようなものも行政と打ち合わせておかなければならないだろうと感じたしだいです。
 会員の皆さま、コロナも5月8日よりは、季節性インフルエンザと同様の扱いになりますので、愛命園「園祭り」も再開できるのではないかと期待しています。どうぞ、機会をとらえては、園を訪れていただければと存じます。
 ところで愛命園は6月1日には設立50周年を迎えます。祝賀行事や、記念誌の発行もされます。会員の皆さま,共に愛命園50歳の誕生日をお祝いしましょう。そして、これからも愛命園が存続できるようしっかり応援してまいりましょう。
 終わりに、この原稿を書いている4月15日お昼前には、岸田首相襲撃事件が報じられました。昨年夏の安倍元首相の襲撃事件と同様、選挙の応援演説会場での出来事でした。犯人は何か主張したかったのでしょうが、民主主義の根幹をゆるがすような行為和許されるものではありません。そして、この日の夕方には、わが広島カープは9回2アウトからの逆転サヨナラ勝利をしました。そして16日もまた、初回いきなり5点を献上するも、しかし終わってみれば7点取って逆転勝ち。ついにセリーグ首位になりました。開幕から4連敗した時にはどうなることかと心配しましたが、とりあえず一安心です。令和5年4月15日は我が広島カープにとってターニングポイントになるような気がするのはわたしだけでしょうか。皆様一緒に応援しましょう。
 また、岸田首相も、健勝でG7広島サミットを終えれますように祈っております。


編集後記
 大成副会長の書かれている通り、愛命園の避難棟が完成間近です。今号の育成会便りが皆様の手に届く頃には、竣工式が済み、引き渡しが終わっていることでしょう。育成会会員の皆様のご理解とご協力にあらためて感謝申し上げます。
この立派な建物をどう生かしていくのかが当面の課題となります。備蓄物や機器の選定、整備を行い、まずは安心して避難できる環境を作るところからになるでしょう。
 育成会の皆様からの寄付も、有効な形で活用させていただきたいと思います